- １．事業ステップ順利用法
- 賃貸事業を行う場合、いきなり詳細な数字を掴むことは出来ません｡
はじめはかなりアバウトに捕え、徐々に詰めていきます。
本ソフトはそんな時に便利です。
例えば事業資金を入力する時でも、建築費以外にも色々経費は掛かりますが、諸々を加算して建築費の１２０％くらいと見ておき、1発で済ませてしまいます｡
賃料も坪当たり単価を入れて全体の収入を想定することが出来ます｡
事業が少しずつ具体化してくる度に、詳しく入力していけば良いのです｡
企画書提出時にはかなり実際に近い数字が入るようになります｡
そして、建物完成時、賃貸開始時、数年後のチェック時と段階を追いながら数字を入れ替えて行きます｡
勿論、過去のデータは全て残っています。
- ２．他の事業との合算による検討
- 個人の所得との合算による評価は当然出来ますが、このソフトは他の不動産所得と合算した結果を見ることが出来ます｡
これから行おうとする事業の試算だけでは判断がつきません｡
既存の事業とか、同時にスタートする他の事業との関りが知りたい場合があります｡
そんな時、「他事業収支」のページを開いて、他の事業の収支を入力しておきますと、合算して計算します。
これによって、単体での採算性だけでなく全体としての判断がつく事になります。
- ３．賃貸事業中の採算評価
- 賃貸ビル、マンション事業は企画の段階ではかなり熱心に数字を検討しますが、出来上がって運営が始まってしまいますと、日々の入金のみに眼が行ってしまい、この事業は成功だったのか、失敗だったのかの検討はされず、将来どうあるべきかの研究もされません｡
このソフトは過去の成果を厳しくチェックし、今後の見通しを立てるために強力なツールとなります｡
また、大規模修繕などの時期や予算立てにも使うことが出来ます。
- ４．迫力ある営業ツール
- 地主さんや事業者の目の前で一緒に数字を作っていきます。
このソフトをノートパソコンにインストールしていき、目の前で事業費や金利や賃料を替えながら最適な数字をつかむ作業を行います。
数字を入れ替える度にグラフが動き迫力満点で、説得力があります。
出来ればオーナーにも持っていただき、自身で数字を動かしてもらうことも出来ます。
その時には、オーナーの他の事業収支や個人所得もひそかに入れてもらえますので、事業決断も早くなります。
又、協同作業の雰囲気ができ企画者との間に親密感が醸成されます。
